菅野博子個展「顔」
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菅野博子はとても暖かく親しみやすいイラストを描く。
サンケイリビングの園児とママの情報誌「あんふぁん」にはもう3年も「よむはなし」のイラストを描いている。文庫本のカバーや単行本のカバーのイラストもいくつか担当した。
けれどイラストだけではなかなか食べていけない。
どこでどういう考えが彼女のなかでまとまったのかあらためて聞いていないが、日本では薬剤師が不足しており、これを副業とするならやっていけるのではないかと彼女は考え、北里大学薬学部に入学し、今春めでたく卒業した。
これは実は3つ目の卒業なのだ。この個展後は来春の薬剤師試験に備えるという。
私はそんなにつきあいが広い方では無いので、日本で4年制大学を3つ卒業した人を寡聞にして知らない。
福島いわき市の出身で、山梨の都留文科大学で教職資格を取得する。福島で小学校教諭を6年間務めるなかで絵がおもしろくなる。あらためて私の勤める多摩美術大学上野毛のデザイン学科(当時美術学部二部)に入り、昔風にいうなら「首席」で卒業した。卒業制作の「いたずら子象」はマクロメディアのディレクターというソフトで作ったインタラクティブなアニメーションで、当時アプリケーションの「痕跡」を見せないこれだけ完成度の高い、かつ楽しい作品はなかったのではないか。
その後彼女はアナログの描画に戻る。
それはそれでいいのだが今でもパソコンを持っておらずネットもメールもままならないので私は責め続けている。
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コメント
先生、姉の智子でございます。妹博子の事をお忙しい中、お心にかけて頂きありがとうございます。不出来な妹です。フーテンの寅さんのごとく、果てはレオナルド・ダビンチのごとく、大学をさまよい、職場をさまよい、ひろくも狭くも羽ばたいている姿をみると不安を覚えます。確かにいわきより東京は広く、東京より日本はひろく、日本より、世界は広く、世界より人間の頭は広いと信じています。しかし、地球温暖化の現在、限界も知ってほしい。すると、もっと絵の幅が、広がるのではないかと期待してしまう姉ばかなのです。失礼いたしました。
投稿: 勅使河原智子 | 2007.01.11 20:19
先生わたしです。今日はありがとうございました。
この絵一枚だけ拝見しただけですが、こんなに才能のある方が、それを仕事にしていかれないなんて。どうしてでしょう。とても残念です。
投稿: 池田まゆみ | 2004.09.23 22:13